パララックス・ヴュー
スラヴォイ・ジジェク/著 山本耕一/訳
A5判上製 768頁 定価:本体6800円+税
作品社刊
現代屈指の思想家、ジジェクの最高傑作がついに邦訳! ドイツ観念論から脳科学、量子力学までを疾走する思考の軌跡は、思想的死闘を凝縮しながら浩瀚かつ軽快。小社は組版をお任せいただきました。専門書ながら、注を読むだけでも楽しい(!?)待望の書とあって、早くも版を重ね、古典の風格が出ています。
レバノン杉物語
伊藤章治・岡本理子著
新書判並製 224頁 カラー口絵 定価:本体952円+税
はる書房刊
桜美林大学出版部が満を持して刊行する「桜美林ブックス」。多文化共生の時代に必須のコミュニケーションスキルを向上させ、広い知識と深い認識の獲得を発刊趣旨として掲げた新書シリーズを、はる書房のもとで小社も創刊からお手伝い。今後の成長が楽しみな企画に、デザイン、組版の一助にと、力を発揮しております。
湿原のアラブ人
ウィルフレッド・セシンジャー/著 白須英子/訳
四六判上製 308頁 定価:本体2600円+税
白水社刊
チグリス・ユーフラテス川流域の大湿地帯に暮らす水上生活者たち──素朴で豊かな暮らしを、イギリスの探検家がいきいきと描いた一冊です。古典的名著の刊行にあたり、小社では湿原地帯が複雑に入り組む地図のトレースを承りました。冒険・探検好きにはこたえられない読み物が、イラクを身近に感じるきっかけになることでしょう。
学問の取扱説明書
仲正昌樹/著
四六判並製 280頁 定価:本体1800円+税
作品社刊
俊英・仲正昌樹氏の最新刊! 現代思想と人文諸科学を取り巻くフクザツな状況を、学生の素朴な疑問に答える形式で一刀両断。誰にでもわかりやすい〈知の世界の見取り図〉がくり広げられます。元気いっぱいの作品社が送る格好の入門書を、小社は本文組版でお手伝い。たちまち重版で、ネットでも話題騒然!?
ローザ・ルクセンブルク思想案内
伊藤成彦/著
四六判上製 344頁 定価:本体2700円+税
社会評論社刊
社会運動のさなかに虐殺された思想家、ローザ・ルクセンブルク。没後90年を経て、いまなおその影響は世界にひろがっています。ローザ研究の泰斗、ローザ・ルクセンブルク国際協会代表の伊藤成彦氏による簡明な解説で、そのエッセンスをお届けします。社会評論社ローザ論の一角を占める書籍を、小社がブックデザインいたしました。
思索と追考
熊谷直男/著
四六判上製 304頁 定価:本体2800円+税
風濤社刊
現象学からスタートした著者が、カント、フッサール、ストローソンらを起点に省察を重ねた成果。大著『経験と哲学』から二十年余を経て、ふたたび物ごとの経験と本質を問う著作です。風濤社から刊行されるにあたり、小社でも校正、造本を担当。時代に打ち込む〈鋭利なる思索の楔〉を、息長く読者にお届けするお役に立てればと願っております。
神の国アメリカの論理
上坂昇/著
四六判上製 416頁 定価:本体2800円+税
明石書店刊
市民の8割がキリスト教徒で、政治的確執さえ神と悪魔の戦いととらえるアメリカ国民。伝統的価値が崩壊する現代、〈宗教右派〉と呼ばれる人たちがどのように国家に影響を及ぼすのか。その論理を詳述する本書は、オバマを選出した大統領選を前に明石書店で企画され、小社で編集を承りました。年明けに版を重ねた好評の書籍です。
少年法の社会史
徳岡秀雄/著
A5判上製 208頁 定価:本体3300円+税
福村出版刊
昨今、年齢ばかりが取り沙汰される少年法ですが、その精神は古来より処罰と更生の間を揺れ動いてきました。本書は律令時代から現行法までの変遷を辿り、社会が取り組むべき赦しの形を探っています。老舗の版元福村出版が、少年法のありかたと社会信頼の回復を問うて刊行する書籍に、小社は編集・組版・デザインを承りました。
父ゲバラとともに、勝利の日まで
星野弥生/編著・訳
四六判並製 280頁 定価:本体1800円+税
同時代社刊
キューバ革命50周年を迎え、同時代社はチェ・ゲバラの娘、アレイダ・ゲバラの日本滞在記を刊行。京都、広島、沖縄へと活発に活動する彼女の2週間を徹底取材、講演や対談を併録します。小社では紙面レイアウト・カバーデザインを担当、明るさと質実さを合わせ持つ本作りのお手伝いをいたしました。